はじめに
30代に差し掛かり、ふと自分の部屋に帰ったときに感じる静けさが寂しく思えることはありませんか?私はまさにそんな状況でした。ITエンジニアとして仕事は充実していたものの、数年間の一人暮らしで心のどこかにぽっかり穴が開いたような孤独感が募り、「このままじゃいけない、パートナーがほしい」と強く感じるようになったのです。そこで思い切って婚活を始めることにしました。今回は、マッチングアプリ「with(ウィズ)」を使って実際に結婚に至った私の体験談をお話しします。同じように将来のパートナー探しに悩んでいる方に、少しでも共感や参考になれば嬉しいです。
withを選んだ理由とプロフィール作成の工夫
婚活を始めるにあたり、私は数あるマッチングアプリの中から「with」を選びました。Pairs(ペアーズ)やOmiaiなど有名なアプリもありますが、なんとなくwithには真剣な人が多そうだという印象があったからです。実際のところ他のアプリを併用することはせず、私はwith一本に絞って活動することにしました。せっかく本気で婚活するなら、自分も相手も真剣度が高い場を選びたいと考えたからです。
アプリ登録後、まず取り組んだのがプロフィールの作成です。相手に良い印象を持ってもらうために、プロフィール写真や自己紹介文にはとても気を遣いました。特に写真はマッチングの第一印象を左右する重要なポイントです。私は奇跡的に手元にあった、笑顔の他撮り写真をプロフィール写真に採用しました。自撮りではなく他人に撮ってもらった自然な笑顔の写真だったので、自分らしい雰囲気が伝わるのではないかと思ったからです。そして自己紹介文では、自分の趣味であるゲームへの熱意をしっかりアピールしました。具体的にどんなゲームが好きで、週末にはゲーム実況を見るのが楽しみなことなどを書き込んだのです。「この人とは趣味が合いそうだな」と感じてもらえれば、共通の話題で盛り上がれるきっかけになると考えました。
私がプロフィール作成で特に工夫したポイントは、次の2つです:
- 笑顔の他撮り写真を使用すること – 硬い表情よりも、自然な笑顔の写真で親しみやすさを伝えました。自分では数少ないお気に入りの一枚を選びました。
- 趣味への熱量が伝わる自己紹介文 – 特に大好きなゲームについて熱く語り、共通の趣味を持つ人の目に留まるよう意識しました。
ただ、プロフィール公開後に「いいね」が大量に来るわけではありませんでした。むしろいいねはかなり少なかったと思います。だからこそ、数少ないマッチングが成立した女性とのやり取りを一つひとつ大事にしました。その真剣さが、後に妻となる彼女との関係に繋がったのだと思います。
出会いの流れと初デートの様子
ありがたいことに、現在の妻となった彼女とwith上でマッチングすることができました。マッチング後はお互いのペースで徐々にメッセージを重ね、コミュニケーションを深めていきました。毎日のようにチャットで会話をし、週末にはオンラインで一緒にゲームをしながら通話もしていました。同じ趣味があることで会話は自然と弾み、まだ直接会ったことがないのに不思議と昔からの友人のような安心感すら覚えていたのを思い出します。
そしていよいよ初めて直接会う約束をしました。正直なところ待ち合わせの日は緊張しましたが、それ以上にワクワクした気持ちを抑えられませんでした。初デートの場所に選んだのはサンマルクカフェ。おしゃれすぎずカジュアルすぎず、落ち着いて話せる雰囲気のお店です。実際に対面してみると、お互い「初めまして」のぎこちなさは最初こそあったものの、席についてコーヒーを飲みながら話し始めるとすぐに緊張は吹き飛びました。というのも、お互い昔同じゲームをプレイしていたことがあり、その思い出話で意気投合したからです。さらに、共通して見ていたゲーム実況者の動画の話題も重なり、一気に盛り上がりました。同じ世代ならではの共通点が多く、自然と会話が尽きない時間になったのを覚えています。
交際から結婚までの流れ
サンマルクカフェでの初デートがきっかけで、私たちはその後も定期的に会うようになり、自然な流れでお付き合いが始まりました。正式に交際に発展した決め手は、やはり「この人と一緒にいると居心地がいい、もっと一緒にいたい」と感じたことです。一緒にゲームをしたり美味しいものを食べに行ったりする中で、価値観や笑いのツボが驚くほど合うことにお互い気づいていきました。交際中も何でもない日常のやり取りが楽しく、「この先の人生もずっとこの人と共有したい」と思う瞬間が何度もありました。
交際をスタートしてしばらく経った頃、将来を見据えて具体的な話し合いもするようになりました。お互い結婚を前提に交際していたとはいえ、本当に一生のパートナーとしてやっていけるか見極めるため、思い切って一定期間同棲してみることにしたのです。同棲を始めるにあたって、「○ヶ月一緒に暮らしてみて、お互い結婚の意思が固まったら入籍しよう」という約束をしました。実際に一緒に生活してみると、家事の分担や生活リズムなど新たに見えてくる面もありましたが、大きな衝突はなく協力して日々を過ごせました。同棲の中でさらに絆が深まり、「この人とならどんな困難も乗り越えていける」と確信するようになりました。そして約束していた一定期間が過ぎた頃、お互いの気持ちは揺るぎないものとなり、晴れて結婚を決意したのです。プロポーズの瞬間は照れくささもありましたが、彼女が涙ぐみながら笑顔で頷いてくれた姿を今でも忘れません。
こうしてwithで出会った私たちは、交際からスムーズに結婚までたどり着くことができました。婚活を始めた当初、正直「マッチングアプリで本当に結婚相手なんて見つかるのだろうか?」という不安もありました。しかし、結果的にはwithでの出会いが人生のパートナーをもたらしてくれたのです。
最後に体験者としてのまとめメッセージ
私自身の体験から言えるのは、「withで結婚できる?」という問いの答えは間違いなく**「YES」**だということです。実際にwithで運命の出会いがあり、結婚に至った一人として、その可能性を身をもって証明できました。振り返ってみると、withを使って本当に良かったと感じる点がいくつかあります。中でも強く実感したのは以下の2点です。
- 趣味や価値観の合う人と出会いやすいこと – 共通のゲームや話題で盛り上がれたように、withではプロフィールや好みカードを通じて共通点を見つけやすく、自分に合った相手とマッチングしやすいと感じました。同じ趣味を持つ相手とは初対面でも打ち解けやすく、その後の関係構築もスムーズでした。
- 真剣度の高い人が多いこと – 私がwithを選んだ理由でもありますが、実際に利用者の多くが結婚を見据えて真剣に活動している印象でした。メッセージのやり取りや実際のデートでも、遊び半分ではなく誠実に向き合ってくれる人が多かったです。
もちろん、マッチングアプリでの出会いにはタイミングや運もありますし、全ての人がすぐに理想の相手と巡り会えるとは限りません。それでも、自分から趣味や人柄を発信し、相手に真摯に向き合えば、アプリの中にも素敵なご縁が転がっていると私は思います。実際、私が結婚まで至ったのも、プロフィールで自分らしさを見せ、共通の趣味で繋がれたことが大きかったと感じます。
最後に、婚活中の皆さんへお伝えしたいことがあります。それは「一歩踏み出す勇気」と「自分らしさを大切にすること」です。私も最初は不安でしたが、勇気を出してwithを始め、自分の趣味や価値観をオープンにしたことで、素晴らしいパートナーに巡り会うことができました。もし今、一人で寂しいと感じていて結婚に踏み出そうか悩んでいる方がいたら、ぜひ怖がらずに行動してみてください。真剣に活動すれば、きっとどこかであなたと「この人だ」と思える運命の相手が待っているはずです。
私の体験談が、皆さんの婚活の一助になれば幸いです。withでの出会いから始まった幸せな結婚生活を噛み締めながら、これからも二人で歩んでいこうと思います。あなたにも、心から「この人と出会えてよかった」と思える日が訪れることを願っています。どうか諦めず、自分のペースで素敵なご縁を探してみてくださいね。頑張る皆さんの未来に、幸せな出会いがありますように!